花蓮で「手揉みで作る蜜香紅茶製茶ツアー」を開催しました(其の3)

花蓮は、驚くほどものが美味しくて元気になれる場所です。作物自身が美味しいので、結果お食事も全部美味しいのです。
食事は、高さんを尋ねる最大の楽しみの一つです。
ご近所、といっても車で5−6分の距離にあるレストランは、なんとベトナム風味。普段の中華の円卓料理とは一味違って、とても美味しいです。この日も平日でしたが、かなり辺鄙な(すみません、でも本当に)立地にもかかわらず、ほぼ満席でした。

一以庵

一以庵

一以庵

お腹が空いていたので、結構なボリュームでしたがほぼ完食。デザートのヤクルトフルーツかき氷がすごく映えていて、ベトナムっぽかったです。

一以庵

食事を終えて製茶場に戻ると、先ほど揉み終わった茶葉が、いい感じに発酵していました。湿度があって気温が高いと、発酵はあっという間です。これで、乾燥させれば出来上がり。明日の朝のコンペが楽しみです。
すぐ近くの親戚が営んでいるお宿にて就寝。朝早かったのでクタクタです。シャワーを浴びてベッドに入ったら、翌朝までぐっすりでした。

一以庵

翌朝とても良いお天気でした。台北は確か、雨が降っているはず。北回帰線より南はこんなふうにいつも晴れていて、お天気の日が多いです。その辺に植わっている木に金柑がすずなり。これも完全無農薬です。なんとも豊かな土地です。
農業王国花蓮での朝ごはんはやはりフルーツ。6種類と蒸しピーナツ。すごーく健康的です。

一以庵

製茶場で、高さんから花蓮の茶農業について簡単な講義を受けました。当時だれも振り向かなかった高級紅茶生産への道、無農薬に切り替えたときの苦労、結果整った生態系、製茶の技術などの話を、高さんは場慣れしていない語り口ではありますが、わかりやすく話してくださいました。茶業改良場を通じてきちんと茶農業の教育を受けている方なので、説明や専門用語が系統立っていて、わかりやすくて助かりました。
これまでいろいろな場で茶業の技術系の話を聞きましたが、やはり直接茶農家の方の話を聴くことで、その土地土地での違った苦労がわかります。今回も多くの学びや発見がありました。

一以庵

Hondo Yasuko

台北暮らしは1996年から。中国茶は2000年より。現在は台北の中山と天母にて中国茶教室を主宰するとともに、鎌倉と大阪で茶会やレッスンも行っています。日本語、英語でのレッスンが可能です。

コメントする

アスタリスク(*)でマークされた項目は、入力必須です。すべて入力したか確認してください。